9やっぱりまずは身近なところから、近くのお店や地元の企業、親、兄弟、親戚、友達、友達の親や兄弟なんてふうに、まずは周囲にいる身近な大人を参考にしてみましょう。その人はどんな仕事をしていますか?その仕事はどんな仕事でしょう?何を売って、どうやって■けているのでしょう?それをやってみたい?やってみたくない?そう思うのはなぜ?…なんてふうに、ヒミツの観察ノートを作るのです。好きでも、嫌いでもいいのです。何故、嫌いだと思うのか、からでも自分の思考が見えてきます。そのノートは誰に見せるものでもないので、好き勝手書けばいいのです。「あれさえ直ればいいのになー」とか「ちょっとやってみたい気もする」、「ネットで調べてみたらこんなものも作っているらしい」なんてふうに、自分の言葉で感想を書くことが大事です。書き方にルールはありません。普通のノートでもいいし、日記や手帳を利用してもいいですね。それを積み重ねて1年間もすれば自分が将来パラパラ見るための、自分専用の職業ガイドができる、と思ってみればいいと思います。このガイドブックに出ている人を見て、気になるページの職種や先輩の言っている言葉を聞いて、響いた言葉があればメモしてみるのもいいですね。普段、私たちは潜在意識といわれる無意識の部分を感じることはありません。でもそれは自分が感じたことを書き出すことで、なぜそう感じるのか、なぜそう思うのかのヒントがあぶり出されてきます。わざわざノートをつけるのはそのためです。1年後、そのノートが自分にヒントを与えてくれるかもしれません。どうやって未来の選択肢を増やすか?実際の高校生が書いたヒミツの観察ノートを拝見Future素朴な疑問を書き出してみると問題点や自分の価値観が見えてくる同じ職業でも違うケースを並べてみると分かりやすいその職業に興味がわいたきっかけなど自分の心に響いたことをメモしておこうまとめ、感想をザックリ書く
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