20.11ガイド
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個性を生の力をか最大して化!チーム 焼津市に本社を構える日本アルスは、産業機械メーカーだ。精密機器、自動車、医療機器などの製造工程を自動化するため、顧客のニーズに応じて最適な装置を設計・製造している。同社の代表・赤木雄さんは自動化の未来をこう語る。「モノづくりの現場では、わざわざ人間がしなくてもいい仕事がたくさんあります。それらを産業機械で自動化できれば、人は〝考えること〟に集中できます。つまり当社が目指すのは、人を人として生かすことです」。 そんな日本アルスでは、どんな社員が働いているのだろう。「当社はチームの力で仕事を進めます。ですから、社員には高いコミュニケーション能力と協調性を求めます。同じ意味で、言葉の選び方に気を配れることも大切な要素です」と赤木社長は語る。 同社の仕事は、顧客のニーズを聞き取り、基本的な設計を行う「技術課」、その設計をもとに具体的な動かし方を練り上げる「電装課」、最終的に装置を完成させる「仕上課」の3部門に大別できる。しかし、それぞれの課は相互に連携するため、社員は皆、チームメートのような存在だ。各課の若手社員にチーム力を結集する秘訣を聞いてみた。その話に耳を傾けると、同社の社風が見えてくる。 産業機械で世界のモノづくりを支える日本アルス。そのパワーの源は自由闊達な社風にあるようだ。一人ひとりの個性を生かすことで、チームの力を最大化する同社の姿勢は、モノづくりを通じて、人の思考力や創造力を最大限に引き出している。この会社の扉の向こうには無限の可能性が広がっている。世界のモノづくりを支える自動化技術。その最前線を走る企業が静岡県にある。日本アルス株式会社だ。表舞台に立つことはないものの、製造業の骨格をつくる同社の存在は知る人ぞ知る、世界クラスのスゴイ会社。そこで働く精鋭たちに、仕事の極意を聞いてみた。人がやるべきことって?チームの仕事だからこそ本当にスゴイ人間力!突撃レポート&解説!日本アルスの、ここがスゴイ!Future36上司の技や意見を参考にすることはありますが、自分なりに考えて装置を組み上げています。モノづくりとは創意工夫の連続だと思います。2010年入社 (島田工業高校出身)やはり協調性はすごく大事です。でもそれは妥協したり譲ったりすることとは違います。目指すべきは、高い次元の融和や融合だと思います。電装課2014年入社 (藤枝北高校出身)仕上課原田 達也さん宮島 渉さん

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