20.11ガイド
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 6自分の進むべき道に迷いがない、やりたいことが100%決まっている、そんな高校生の方が少ないですよね。自分ではよく分からないからと適職診断などで簡単な質問に答えて、自分に合った職業を見つけるといったものや、YES・NOで答えて適職に導くチャートなどを利用していく方法もありますが、私はあまり高校生にはおすすめしません。チャートなどは転職する大人には有効な場合もありますが、これからさまざまな可能性を持っている高校生には、型に無理矢理はめて数少ない選択肢に絞り込んで行くことよりも、まずはより多くの選択肢を持つことの方が重要です。就活用の診断やチャートでは思うような結果にたどりつかないことが多々あります。そこにある質問は最終的な結果に向けた向き不向きの評価なのであって、そこにある5つしか職業がない、なんてことは実際の人生ではありえません。またYESでもNOでもないグレーな部分の方が多いですね。最初から「これが合っている」「これがいい」と決めてかかれば世界が狭くなります。多くの選択肢を自分で考え、その中から最後、削って1つに決めるのではなく、挑戦してみたい『優先順位』を自分にはどんなシゴトが合っている?自分らしい生き方を選択し、社会の役に立てる人間になること。将来、どんな自分になりたい?Future

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