焼津市に本社を構える日本アルスは、産業機械メーカーだ。精密機器、自動車、医療機器などの製造工程を自動化するため、顧客のニーズに応じて最適な装置を設計・製造している。扱うジャンルは幅広く、製作する機械も多岐にわたる。技術課はニーズのヒアリング、設計、開発、部品調達を行い、電装課は装置の動きの制御設計を実施。それらを最終段階で仕上課が組み立てることで、精度と満足度の高い装置を生み出している。少数精鋭の社員が、自由に新しいことにチャレンジできる社風や環境もストロングポイントだ。モノづくりの現場では、わざわざ人間がしなくてもいい仕事がたくさんある。それらを産業機械で自動化できれば、人は〝考えること〟に集中できる。日本アルスが目指すのは、人を人として生かすことだ。同社の仕事は、顧客のニーズを聞き取り、基本的な設計を行う「技術課」、その設計をもとに具体的な動かし方を練り上げる「電装課」、最終的に装置を完成させる「仕上課」の3部門に大別できる。しかし、それぞれの課は相互に連携するため、社員は皆、チームメートのような存在だ。各課の若手社員にチーム力を結集する秘訣を聞いてみた。その話に耳を傾けると、同社の社風が見えてくる。支える日本アルス。そのパワーの源は自由闊達な社風にあるようだ。一人ひとりの個性を生かすことで、チームの力を最大化する同社の姿勢は、モノづくりを通じて、人の思考力や創造力を最大限に引き出している。この会社の扉の向こうには無限の可能性が広がっている。産業機械で世界のモノづくりを日本アルスってどんな会社?自動化の未来は?チーム力を結集!本当にすごい人間力! 世界のモノづくりを支える自動化技術。その最先端を走る企業が静岡県にある。日本アルス株式会社だ。製造業の骨格をつくる同社は、知る人ぞ知る、世界クラスのスゴイ会社なのだ。34モノづくり企業を支える「日本アルス」が目指す未来!
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