21.7 タブロイド
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 現  令0自分のキャリアを考えてみよう!今新型コロナの影響は?スケジュール通りに行かない時は?静岡の高卒求人の実態は?最も気になるのは、昨年から続く新型コロナウイルスの流行による進学・就職活動への影響だろう。そもそも少子化で定員割れする大学もある。そんな中で新型コロナウイルスの流行で、学び方や働き方も変わりつつある。例えば進学や就職など都市に集中していたのが一転、地方に散らばりはじめている。静岡への移住希望者も増加傾向だ。高校の授業での変化としては2022年からは新科目「歴史総合」がスタート予定。家庭科の授業で「資産形成」の視点から「投資教育」を取り入れたり、「探究型学習」に重点が置かれるなどの変化もあるようだ。「探究型学習」実問題であるのが、狙っている学校のオープンキャンパスが延期や中止になって参加できなかったというケースも。そんな時、そこで諦めてしまうか、それとも別の方法を模索するかで人生が変わるかもしれない。例えば大学などの場合、大抵は平日でも個人単位で見学することができる。事前の申し込みが必要かどうかは学校によって異なるため、電話かメールで問い合わせとは「自ら学び自ら考える力」を育てる学習のこと。生徒は進学するにせよ、就職するにせよ、キャリアの方向性を自分で考えなければならない。まさにアフターコロナ時代をどう生きるかを問われている。をしてみよう。あとは大学の学食などは一般人も利用可能なことが多い。普段の学生の様子も分かる上に、もしそこに通うことになった場合の食事の下見にもなる(22〜23面特集参照)。の影響により、会社への応募開始時期などが例年より1か月遅れ、県内の高卒求人数も減少した。それでも、仕事を探している人1人に対し、何件の仕事があるかを表す『求人倍率』は、3月末時点で2・22倍だった。就職を希望する高校生1人に対し、約2件の求人があるということだ。また、就職を希望する学生がどれくらいの割合で内定をもらったかを表す『就職内定率』は、3月末時点で99・7%だった。新型コロナの影響はあるが、どちらも高い数字だ。それでは、具体的にどんな仕事があるのだろうか。静岡県の場合、一番多いのは製造業の会社からの求人だ。そのほか、医療・福祉関係など多種多様な産業があり、そこから様々な職種の求人が出ている。高校生の就職環境は、ここ数年改善を続けていたが、その理由を静岡労働局の石川佳代さんは、地元就職希望者が多い高校生に対し、人材を確保したい地元企業が毎年様々な求人を出しているからだと説明する。和3年3月卒業の高校生の就職状況を見てみよう。昨年は新型コロナ16,00012,0008,0004,000令和(倍率)3.002.502.001.501.000.500.00令和3年3月末現在出典:静岡労働局ホームページ求人数求職者数求人倍率(人)20,00018年3月19年3月20年3月21年3月22年3月23年3月24年3月25年3月26年3月27年3月28年3月29年3月30年3月31年3月2年3月3年3月平成出典:静岡労働局ホームページ求人倍率2.22倍フレー!フレー!就職内定者数 6,130人 就職未内定者数 19人求人数 13,633人求職者数 6,149人求人数・求職者数・求人倍率の推移令和3年3月卒業者就職内定率「この先、どうなる?」ということ。過去を振り返った後は、未来にスポットを当てて考えてみた。99.7%未来は、どうなる?

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