2023年3月タブロイド
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 よ く晴れた2022年井商業高校の敷地に大勢の人が集まった。この日は第20回を迎える「袋商ショップ」の開催だ。3年ぶりの一般公開にも関わらず、2日間の来場者は4000人を超えた。しかも全国でも珍しいほど売り上げる。この袋商ショップは、よくある文化祭とはまったく異なり、実際に地元の企業の商品を売る販売実習の場。それぞれのブースには店長が決められ、地元企業の担当者がついて見守っている。学生にとっては本当のお客さんを相手に販売を行う実践的な職業体験ができ、地元企業にとっては高校生に会社を知ってもらえる機会にもなっている。周囲の住民からしてみると、袋商ショップは期間限定のデパートのようなものだ。取り扱う品物は、花や野菜、果物などから、海産物、弁当、スイーツ、パン、衣類、文具、家電、厄除け団子に自動車まで(!)なんとも幅広い。あちこちから「いらっしゃいませ!」と声がかかり、こちらが質問すれば、スラスラと答えてくれる商品知識を身に付けている。中古車や新車を売っているすぐ隣で、天津甘栗を売っていたりするところが、なんともすごい。地元の子どもから、高齢者まで集まる!12月10日、11日に袋High school×Local industry袋井商業高校袋井市校舎全体がお店。教室ごとに販売するものが変わる海鮮コーナーは外れても損はせず、当たると嬉しい仕組みにただ野菜を売るのではなく、工夫してセット売りしたり元気に声を張り上げて楽しそうに販売する生徒達高校生がジモトの力になる!

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